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 ■葬儀の種類


  時代とともに変化してきている葬儀に関して、形式や規模などにより分類して紹介します。人それぞれ葬儀に対する想いや経済状況、周囲とのお付き合いの関係など色々な事情が違います。納得する葬儀で送り出してあげるためにも、参考にしてみて下さい。

  いずれの葬儀を執り行うにしましても、送る人が心を込めて、感謝であったり、労いであったり、ご冥福を祈る場であっていただきたいと考えます。

■大きく11種類に分類して説明します

┣ 1.一般葬
┣ 2.家族葬
┣ 3.密葬
┣ 4.大型葬
┣ 5.社葬
┣ 6.合同葬
┣ 7.直葬(火葬のみ)
┣ 8.一日葬(ワンデー)
┣ 9.無宗教葬(自由葬)
┣ 10.お別れ会(偲ぶ会)
┗ 11.各信仰に基づく宗教葬


   1.一般葬

一般葬とは
  近年、家族葬や直葬など色々な名前の葬儀の形式が言われておりますが、一般葬というと、いわゆる普通のお葬式ということです。   通夜、葬儀・告別式、火葬、初七日法要、精進落としの儀式を行います。遺族、親族はもちろん、生前お世話になった人や、会社、町会関係などに連絡の範囲の制限をせずに、広く葬儀の告知を行います。
  葬儀の規模は、まちまちです。故人の交友関係の広さによって、会葬者の数が変動しますが、最近では、200~300名を超えると、大型葬と呼んでもよいような時代になってきました。予想される人数に適当な式場を選んだり、場合によっては、受付やお食事をするテントの確保が必要になったりします。


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   2.家族葬

家族葬とは
  家族、親族のみの少人数で行う葬儀の通称です。「家族だけで行うお葬式」というわけではありません。一般葬との違いは、葬儀の告知を行わず(する場合は、家族、親族のみで行う旨をあらかじめ告知する)、家族、親族だけで葬儀を行うということです。親しいご友人だけには、連絡することもあります。
  家族葬という言葉とともに、この形式が増えてきているのは、家族、親族を中心とした葬儀を作っていけるからでしょう。香典を頂かず、返礼品を用意しない場合もありますし、お通夜の食事や精進落としなどを行わない場合もあります。親族だけなので、出棺前のご挨拶を省略する場合など、身内だけなので、色々な形を作っていけるといえます。
  規模としては、会葬者がだいたい20名程度が多いようです。但し、過去には、親族だけで100名近い家族葬もありました。それでも、家族葬と言えるでしょう。
  但し、注意する事があります。
  遺族、親族以外でも、故人との付き合いが深かった方などが、最後のお別れが出来なかった為に、葬儀が終わった後に、途切れる事なく自宅に訪ねてきて、かえって大変になる事もあります。葬儀に掛ける費用を抑えたかったり、「わざわざ葬儀に来て貰わなくとも」と気を使ったつもりが、後々裏目になる事もあるので注意が必要です。


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   3.密葬

密葬とは
  本来は、「会葬者が大変多い場合に、慌てて葬儀を行うと通知漏れがあるといけないので、まず"密葬"を家族、親族だけで行い、改めて、準備を整えて、葬儀の通知を行い、本葬(本葬儀)を行う」というものでした。

  ですが、最近では本葬が抜け落ちて、「密葬」とは遺族・親族を中心に付き合いが深かった人だけで、密やかに行う葬儀として使われる事が多くみられます。なので、葬儀の規模としては、家族葬と同じ意味で使用される事もあります。また、自死者の葬儀などで、広く知られたくない場合に「密葬」と表現する場合もあります。「家族葬より連絡する範囲が狭い」という意味合いの強いイメージです。


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   4.大型葬

大型葬とは
  故人の関係各所に広く告知し、規模が大きくなる葬儀の通称です。会葬者が300名を超えるぐらいから大型葬と呼ばれる事が多いです。法人(企業)が施主となる社葬なども、だいたい規模が大きくなるので、大型葬に含まれると言えます。


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   5.社葬

社葬とは
  社葬は、会社が施主となり執り行う葬儀です。
  施主となるというのは、葬儀費用を負担する、葬儀を運営するということです。ちなみに、喪主は、喪に服す代表、遺族の代表者として葬儀を行う人で、もっとも縁の深い人がなり、一般的に、配偶者や子、親が努めます。
  社葬は、故人への弔意や敬意、会社の社会的ステータスを内外に示す場でもありますので、一般の葬儀とは違う意味合いも含まれてきます。   多くは、会社の創業者や経営者、業務中の事故などで社員が命を落としたなどの場合に行われます。故人の会社への貢献や、会社自体を最大限アピールする葬儀を行う事が、社葬の最大の特徴であり、その点が、一般の葬儀と大きく異なります。
  社葬を行う場合に、小さな式場であったり、葬儀費用を抑えて行うと、逆にマイナスのイメージが出てしまう場合があるので、注意が必要です。
  社内では、入念な準備が必要となります。取引先や関係者・関係団体などにも漏れがないように告知します。準備期間が必要となるので、故人のご逝去からだいたい1週間ほど経ってから行います。規模が大きくなる事がほとんどですので、社葬は大型葬と言えます。


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   6.合同葬

合同葬とは
  家族と会社が共に施主となり、葬儀を執り行う形式となります。
  共に施主となるということですから、双方が葬儀費用を出し合うのですが、どれくらい負担しあうかは、双方の話し合いによって決定されます。
  寺院(宗教者)へのお布施は遺族が持ち、その他の費用(斎場の費用や葬儀費用)を会社が負担するケースが多いですが、決まりはありません。会社の社葬規程があれば、それに沿って、家族と会社との話し合いになると思います。
  規模としては、社葬と変わりませんが、葬儀までの限られた時間の中で、関係者への告知や当日の受付等の手配だけでなく、家族と会社の費用の相談もしなければなりませんので、注意が必要です。


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   7.直葬(火葬のみ)

直葬(火葬のみ)とは
  直葬(ちょくそう、又は、じきそう)とは、一言でいうと、火葬のみを行うお別れです。
  直葬は、通夜も葬儀・告別式も行わず、5~10分程のお別れの後、火葬・収骨して終えるお別れです。
  僧侶など宗教者が、火葬炉の前で、短く読経することもあります。炉前の読経などと呼ぶ場合もあります。
  式場など借りない為に、家族、親族だけの10人程度で行う形式となります。大田区の臨海斎場など、お別れのお部屋の人数が10名までと決められています。密葬の一つとも言える形式です。
  病院で亡くなった場合、ご自宅に帰る(安置する)事が出来ず、火葬場などの霊安室にお預けし、その後、火葬のみとなるような色々なご事情があるかもしれませんが、宗教者からすると、通夜・葬儀の儀式には大切な意味があるので、それを行わないというのは、非常に宗教上宜しくないという面があります。後々トラブルにならない為にも、お墓のあるお寺(菩提寺)がある場合は、事前に相談をするべきでしょう。


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   8.一日葬(ワンデー)

一日葬(ワンデー)とは
  一日葬とは、通常は、前日に通夜の儀式をし、翌日に葬儀・告別式と2日にわたって執り行われる葬儀を、お通夜の儀式をせず、1日で葬儀から火葬までを済ませる葬儀形式です。
  お通夜を行わずに、故人とゆっくり家族、近親者だけで、お別れする事ができるというメリットがあります。親族が遠方で、2日間来て頂くのが申し訳ないのでという理由の方もいらっしゃいました。
  ただ、直葬と同じく、宗教者からすると、通夜の儀式にも大切な意味があるので、宗教者とよく相談する事が大事です。
  また、注意する事として、ほとんどの葬儀式場が1日だけを借りる事ができません。お通夜・葬儀の2日を前提とした借り方になってしまうので、式場使用料の軽減はできません。葬儀社としても前日に設営を行うでの、人件費など変動は少なく、プラン料金を減額することが難しいのです。


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   9.無宗教葬(自由葬)

無宗教葬(自由葬)とは
  無宗教葬とは、宗教上の儀式や伝統的な作法によらない自由な形式・式次第で故人とのお別れをする葬儀のことです。なので、「自由葬」と呼ばれる事もあります。
  家族、近親者、友人などの想いを反映した自由な形式で行えますが、多くは、宗教儀礼(読経・お祈り・お祓いなど)をせずに、献花や焼香のみを行うだけで、あとは故人とゆっくり過ごす形式です。
  他には、「音楽葬」という形式もあります。主にバイオリンやピアノなどの演奏者を招いて、故人の好きだった音楽を演奏してもらったり、家族、友人などが演奏する場合もあります。簡略的に、故人が好きであった曲のCDなどをBGMにする事も多くみられます。
  なお、宗教者の儀式(読経など)がないので、お通夜・葬儀の時間が間延びする場合があります。どういったお別れを作り上げていきたいか十分に相談する必要があります。単純にお通夜・葬儀の時間を少なくする方法もありますが、できれば家族、近親者の想いで作り上げた方が良いでしょう。その一例として、故人に対する思い出話をすることも良いかと思います。
  くどいようですが、直葬、一日葬と同じく、宗教者からすると、儀式には意味があります。特に菩提寺にお墓のある人は、無宗教葬を避けるべきでしょう。無宗教葬で葬儀を行った場合、お墓は、宗教不問の公営墓地や民営墓地でないと、お骨を納められない場合があります。たとえ、故人の遺言であっても、菩提寺にお墓がある場合は、菩提寺の葬儀形式に沿うべきです。後々、菩提寺から納骨を断られたり、結局、お骨を中心に葬儀をやり直さなければならないくなる場合もありますし、遺族・親族の中には、無宗教葬では成仏できないと考える人もいらっしゃいますので、家族・親族の全員でよく話し合う必要があります。


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   10.お別れ会(偲ぶ会)

お別れ会(偲ぶ会)とは
  お別れ会は、家族・近親者だけで、葬儀を行って火葬を済ませた後、案内状の送付などの準備期間の為に、1ヶ月程後に日を改めて、多くの方々にお別れをしていただく告別式です。
  なお、偲ぶ会とは、お別れ会と違い、亡くなってから、1~2年後に行われる場合もあります。
  著名人や芸能人などでよく見られますが、一般の方でも行う方がいます。お別れ自体は、密葬などで宗教的な儀式を済ませているので、自由な形式で行われます。多くは、黙祷や弔辞、献花、音楽、スライド、ビデオなどの後、会食で構成されます。


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   11.各信仰に基づく宗教葬

各信仰に基づく宗教葬とは
  葬儀は、宗教者の元で、宗教的儀式として行われることがほとんどです。当たり前かもしれませんが、宗教が異なれば、儀式の形式も違うものになります。仏教の中でも、宗派によって作法も異なってきます。気をつけるべきは、菩提寺とは違う宗教・宗派で葬儀を行ってしまうと、トラブルの元になります。
  お墓を含め、故人や自分の家の宗教・宗派について把握しておく事が大切ですし、それを葬儀社へ正しく伝える必要があります。

  宗教は、色々な宗教が存在しますが、日本での多くは、主に仏教、神道、キリスト教があげられるかと思います。
  日本で、どのような宗教・宗派があるか詳しく知りたい方は、文化庁の宗教年鑑をご覧下さい。
⇒文化庁の宗教年鑑

  最後に、仏教、神道、キリスト教の葬儀儀式の考え方の違いをざっくりと説明しますと、仏教では、例えば、仏の弟子となるための戒律を授け、引導する(浄土へ導く)儀式。(浄土真宗は、少し考え方が異なりますが・・・)
  神式の葬儀では、故人の御霊を祖霊舎(自宅の神棚)に祖先の神として祀り、家の守り神となっていただく儀式で、キリスト教は、故人が神に召され(「召天」又は「帰天」)、安息を得られるように祈る儀式と言えます。


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